2023.09.04 DVDで視聴
映画サイトのクチコミ評判が良くて、ドイツ映画も好きでロックも好きで、でもどこも配信してなくて……というわけで、某AmazonでDVDを購入。パッケージもディスクも解説書も美麗だったが――。
画質は粗いなんてもんじゃなく、保存状態の悪い1960年代作を劣化コピーしたかのごとくジャギジャギボワワン。
音質は1930年代のトーキー黎明期に録音したかのごとく、音ワレワレ、セリフ発声ちいちゃくて聞こえん（怒鳴り声や叫び声は聞こえる）。
確かに、商品詳細には「新品」とは書かれていなかった。
けど、「つかまされた！」と思ったよ。
ものの２分もしないうちに観るのやめたくなった。
なのに、なのに最後まで観ちゃったワケは
・開始10分で主役級の粗暴な女の子の粗暴っぷりに度胆抜かれた。
・エマ役の女優さんの知的な美しさが「どストライク」すぎて、この人をもっともっと見ていたい！てな衝動に抗えなかった。
・本質的に、荒くれバンドのプレイシーン観るの大好き。
内容的には、ツッコミどころがたくさんある。
いつ服着替えたん？とか、そんなカネどこにあったん？とか。
画質音質の悪さに加えて筋の通らない非リアルなシーンが散見されるだけに、そこで興ざめしてしまう人も多かろう。
しかし最後まで観ると、そんな瑕疵はどうでもよくなってしまう。
私はそうだった。切ないけど、かっちょええ。
＜追記＞
エマ役の女優さんはカッチャ・リーマンて人らしい。
虚飾とは無縁の気高い水晶みたいに見えた。
「きれいなおねえさん」は大・大・大好きだ。
おねえさーーーん！！（抱！）
