2024.04.06 配信で視聴
設定(独裁政治の権力側が秘密警察をつかって民主政治志向の「反体制活動家」を監視する)が『善き人のためのソナタ』と同じなので、おすすめに出てきても長いことスルーしてきた。が、先日、ひょんなことで本作がコメディ枠なことを知って、興味からポチ。
前半はベタな三文芝居の連続。
観るの止めて放置しようと思い始めたところで後半に突入。
中盤からの各セリフは、前半と同じ人が書いたとは思えないほど研ぎ澄まされたセリフだった。展開もどんどんシリアスになっていき、ラストは多少ファンタジーめいているものの、ただのコメディではなく……。
落としどころ(着地点)がクサくても、やりきっちゃうのが韓国の強みなんだなぁ。「やたら美しい音楽と情景で盛り上げる」ラストじゃなかったのもまた良かった(見識ってやつだ)。