このレビューはネタバレを含みます
3話構成って、オムニバスじゃなくて、貴樹の13歳から成人後までの年代記になってる訳ね。
う〜む、何か言いたいことがあることだけは分かるけど、新海誠本人も何を伝えたいのか、まだ分かってないのじゃないか知らん。
第1話からインストで流れていた山崎まさよしの名曲を、最終話で山崎の熱唱で聴かせて、ストーリーテリングに替えるって、まんま『君の名は』で使われていた手法ではあるけれど。
物語の方は、さっぱり訳が分からない。
鹿児島に引っ越すって、実は種子島で、だったら貴樹の親はきっとロケット技術者だろうに、そんな説明とか設定とかも見えて来ないし。
新海ファンにとっては意義深い作品なのかも知れないけれど、所詮は試作品って感じですね。
63分だし、17年前の作品だし、これで1600円は正直高いゾって。