ぴよぴよ

秒速5センチメートルのぴよぴよのレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
3.3
天気の子〜君の名は〜言の葉の庭…と遡る形で見てきた新海監督作品。これは12年前に作られた作品🤫


"桜花抄"❄️
小学校からの同級生貴樹と明里。中学生になって東京と栃木に離れ離れになってからも手紙でやり取りしてた。貴樹が思い切って栃木の明里に会いに行く日。大雪で電車が大幅に遅れ、待ち合わせ時間に着けない貴樹。

不安な気持ちが伝わってくる。しんしんと降る雪の中、お互いの思いは静かに寄り添う。


"コスモナウト"🚀
種子島に転居して高校生になった貴樹は、静かで物憂げな青年に成長していた。貴樹を好きでたまらない同級生花苗は、いつも遠くを見ている貴樹との縮まらない距離に悩んでる。


"秒速5センチメートル"🌸
社会人になった貴樹。付き合ってた彼女から"1000回メールしても距離が1センチも近付けなかった"と言われてしまう。そうだよね…貴樹は今もあの明里を想ってる。


三部作それぞれに印象的な場面がある。雪の中の電車、打ち上げられるロケット…風景の美しさは新海監督の面目躍如✨

でも…どうして人物はあんなに平面的で画一的なんだろうとアニメ素人の私は思う。


三部作を通して貴樹の成長と心のうつろいが描かれる。これは大人になった貴樹が昔を懐かしんで紡いでる物語?

ノスタルジックで優しいけど、気持ちが伝わって来なくてもどかしい。"言の葉の庭"の世界の方が私は好きだったなぁ。


1ヶ月前には名前も知らなかった(無知〜😅)新海誠監督の4作品を遡る旅。普段アニメをあまり見ない私に、新たな世界を広げてくれました。
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