とがぴ

バットマン ビギンズのとがぴのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.7
バットマンって何故「ヒーローもの」という括りで観られてるんだろう?と、思うぐらいバットマンって「復讐人」というワードがピッタリな奴だなぁというのが第一印象。

この作品の根底に流れてるテーマは「恐怖」と「善悪」だと思うが、その中でもビギンズは「恐怖」に焦点を置いてるように思う。

恐怖が人の心を支配し、恐怖に打ち勝つのも、また恐怖。

凄く哲学的な内容ではあったんだけど、ドラマ自体は退屈感は個人的には否めなかった。アクションもそんなに多くないし、ヴィランであるスケアクロウとかも小者感が否めない。

とは言ったものの、正義、善悪、人の心、二面性と言ったテーマは考えさせられるものは感じました。それと、「人は何故落ちるのか?這い上がる為だ」等の所々に散りばめられた名台詞も良かったと思います。

多分だけど、その後のダークナイト、ライジングと合わせて評価するタイプの作品なのかなって感じる。

取り敢えずダークナイト・リベンジの為の登場人物の関係性の把握が目的の鑑賞って事で。
とがぴ

とがぴ