内臓マン

8 1/2の内臓マンのネタバレレビュー・内容・結末

8 1/2(1963年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初心者二百作品目!!!

【概要】
レンタルビデオで視聴。
結構探してやっとありましたよありがとう!
フェデリコ・フェリーニ初鑑賞!
初めてがこれでよかったのかは分かりませんがとりあえずレビュー!

【感想】
良い鬱映画でしたね。

鬱の時って本作の流れと同じ感じで進行しますよね。
どんどん自分の中のものを突き詰めて、過去とか幻想とかごっちゃになってカオスになって、最終的に自分の世界から抜け出せなくなる感じ。
だからこそあのラストの解放感なんですが、いやー、とにかく共感が凄まじかった!
まさかこんな昔の作品でこんなにも共感出来るとは!

芸術ってほんと奥が深い。
他人の言い分に任せても任せなくても、自分の思い通りに行かなくても絶対に成立するものだし。
視点をちょっと変えるだけでも大分見方が変わりますからね。
ラストの主人公の変化みたいに。
僕自身も主人公のように商業性と芸術性の狭間でいつもブルブル震えてますんで、本作に救われる人も多いのではないかなと感じます。
アレックス・ターナーも本作を見て新作を作るに至ったらしいですから。

そんで本作映像がくそかっこいい!
モノクロならではの陰影作り、斬新なセットにカメラワーク、唯一無二の演出…!
時代背景も相まってとにかく個人的に新鮮味が凄かった!
1度見たら忘れられないようなイメージが盛り沢山でした!
やっぱ名作と言われる作品は画作りも半端ないんですね。
同監督作品、気になります。

音楽もメジャーなもので固めてるので飽きることはなさそう…。
レビュー賛否両論なんですが、少なくとも僕が上記したものに注目してもらえれば楽しいと思いますよ!
まあネタバレフィルターつけちゃってるんだけどさ!

「ナイト・オン・ザ・プラネット」といい、最近は人間模様の描写に長けた作品を連日で見てますね。
僕ってホント幸せもんですわ…。

これも年齢によって感想が大きく変わりそう。
行き詰まった時とかに見たいですね。
鬱の時に思い出そう。この最高のラストを。

【終わりに】
タイトルの意味がよくわかんなかったな…。
内臓マン

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