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月は上りぬのmajiziのレビュー・感想・評価

月は上りぬ(1955年製作の映画)
4.5
なんとも素敵な恋愛映画。

粋でお洒落。そして純度100%です。

小津安二郎が脚本してて、笠智衆がパパ役なので、いつものアレな感じなんだろうな〜と油断してたら、そこは監督が田中絹代。

どこまでも穏やかで、たおやかに、お上品に仕上がってました。

大女優は監督の才能もあったのですね。

この作品でもお嬢様に振り回されるちょっととぼけた女中役で、さすがの演技を見せてくれます。

晩秋の奈良という設定が、大変美しい。
週末は満月。
万葉集を読んで寝ましょ。
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