NORA

2LDKのNORAのレビュー・感想・評価

2LDK(2003年製作の映画)
3.7
マンションの一室を舞台にした女2人のキャットファイト。多分に作り物めいた美術、演技、演出に、テレビドラマの騎手の名をほしいままにしていた初期堤幸彦の持ち味が炸裂している。どうにも嘘臭く内容も濃いようで薄い話だが、それでも最期まで飽きずに楽しく見られるのは、野波麻帆と小池栄子の確かな演技の功績だろう(特に小池栄子の「素」が垣間見られる瞬間は本当にかわいい)。エンディングに流れる安藤裕子も不思議と作品にマッチしており、後味を悪くないものにしている。
NORA

NORA