ひさかた

スパイダーマンのひさかたのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
4.8
ひとりの青年がヒーローとしての覚悟を決めるまでの物語。

自分の弱さが嫌になる。
バスには乗り遅れるし、1軍にいじめられる。僕をいじめるあいつは、小学生の頃から好きだったあの子と付き合ってる。僕には何もない。
そんなあまりにも冴えなくて情けない僕が、クモに噛まれたことで生まれ変わったみたいに強くなった!メガネはいらなくなったし、筋肉もついた!しかも、糸が出せるし壁も登れる!こんなことって!
強くなったみたいだ。この力で僕は何が出来るのだろうか。

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伝説の始まり!

ここからはめちゃくちゃ想像なのだが、本シリーズはベンおじさんの名言にある通り「大いなる力には大いなる責任が伴う」をテーマにしてるんだと思う。
ヒーローは偉大な力でたくさんの栄光を掴むことが出来る輝かしい人物だけど、光あるところには必ず影もある。
強さゆえ、自身を犠牲にしなければならない苦しみ。大切な人を危険に晒す恐ろしさ。
ごく普通の青年が、それらをすべて十字架として背負うことになる。そういう覚悟の過程を描いた作品。
きっとこのシリーズを経た後に、ピーターは本物のヒーローになるんだと思う。
彼の成長物語、楽しみです!
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