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ローラーガールズ・ダイアリーのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

3.9
舞台はテキサスの田舎町、美少女コンテストに応募して女性らしさを追求してほしい母親に嫌気が指す娘のエレン。ある日、靴を買うために訪れた古着屋でローラースケートを履いてはしゃぐ女性たちに心をときめかせ、自らローラースケートを購入して、練習をするうちに、年齢も仕事も違う女性たちがチームとなって得点を競う「ローラーゲーム」という競技を知り、新人発掘コンテストに挑戦することになる・・的な物語。

女の子はこうあってほしいと願う親に対して、17歳というアイデンティティが固まる多感期の娘が反旗を翻す。そして出会ったのがローラースケートというなんともキャンディポップだが、この「ローラーゲーム」と呼ばれる競技は一味違う。攻守を交互に切り替えながら、得点チャンスを持つ1人のライダーがサークルを周って相手を抜かした数で得点が決まる、そしてもちろんド付き合いは当たり前、超ファンキーなMCが会場を盛り上げて2チームの抗戦を煽るといった男顔負けの競技なのだ。

そんな鼻血、擦りむき、打撲当たり前の競技に果敢な少女が挑む、恋あり、友情ありの青春劇。様々な役者があんな顔、こんな顔を見せるエンドロールがまじ素敵で、この競技を楽しむ空気感、世界観含めてとても印象に残った。
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