カンパッチー

炎628のカンパッチーのレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.8

アリ・アスター監督やタランティーノがベストに選んでるってことはとんでもない作品だぞと気合を入れて観ましたが、どの戦争映画より戦争の醜悪さを描いているとんでもなく観た後に虚脱すること間違いなしの映画。

主人公のフリョーラ少年の目を通して描かれているのですが、彼の見ていない部分は描かれていないのにも関わらず悲鳴や目の表情だけで全てが読み取れるというか想像できるのです。人間はここまで醜悪になれるのかと本当に恐ろしい映画です。後半はもちろんトラウマですが、蝿のシーンが私は本当に恐ろしかった、、憎しみが憎しみを呼ぶという本当にストーリーに変な盛り上げや音楽がないからこそ本当にどの戦争映画よりリアルで強い印象を残す作品でした。

元気や気合を入れてみないととても残ります、なので落ち込んでいるときには絶対に観ちゃダメですよ。