こんな作品あったのか、と驚きました。
戦争映画は数あれどこんな作品はあまり
ないと思います。
ドイツ占領下のベラルーシで起こった
虐殺事件を元にしたお話です。
題名の628はナチスにより焼き払われた
村の数を表しています。
ナチスの所業はある程度知ってはいても
ロシア占領下の現地のことは知ろうと
しない限り情報が入ってこない気がします。
最初は勇んでドイツと戦うぞ!と戦地に
赴く少年が、最後は老人のような顔に
なってしまうのに衝撃でした。
演技と演出が素晴らしいのです。
累々と積み上げられた死体の山とか爆撃
のシーンとか唖然とします。
監督がリアルを追求する人で、爆撃のシーン
は本物の爆弾など使って撮ったらしいです。
なるほど迫力があるわけです。
それだけがこの作品の凄い所ではないので
是非一度観てみることをお勧めします。