未だ自分自身で撃ったことのない駅員の青年が、絶好の機会で発砲できずしかも早撃ちの名人と知り絶望し死にきれず、悶々としてたところで元サーカスのお色気師匠に弟子入りして見事大きな花火を上げる話。(ほぼ嘘)
男子特有の性春ものだが、ギャハハというよりはクスクス、ニヤニヤみたいな喜劇。
舞台が機関車が行き交う駅というダイナミックな動きのある駅だが、のらりくらりと日常がうつされる。
その日常をカット割り、構図、小道具、人物の配置…ちょっとだけひとてまかけてある。それはセンスが良くて今みても古びてない。
又、モロだし描写が出来ない配慮が逆に雄弁に色々と想像させる。
他の国では「映画なんて自由に撮ったらいいのよ～」と能天気な時代。
チェコで緊張感あふれる状況の中作られるのも凄い。
