かめの

女の顔のかめののレビュー・感想・評価

女の顔(1938年製作の映画)
4.3

観終わってから、1938年制作ということに気づき、驚いた。全体的に戦後、1950年代あたりかと。

子供がお休みのキスをねだるところで戸惑いながら涙するシーンが良い。彼女は顔の傷以前に愛されるということを知らなかったのだと。人に必要とされ、必要とすることの心地よさに触れてしまったときの躊躇いを感じた。

馬車で追いかけて大声を上げるシーンも印象的。

最後、お医者さんがプロポーズするのかなと不遜なことを考えてしまったけど、辛いながらも明るい未来がやってきてよかった。
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