浅野公喜

乱闘街の浅野公喜のレビュー・感想・評価

乱闘街(1947年製作の映画)
3.2
ロンドン下町に住む少年達がギャングをやっつけるジュブナイルミステリー。その雰囲気は世界名作劇場的というか、「ロミオの青い空」をなんとなく思い出しました(あれはイタリアとスイスが舞台でしたが)。

愛読する小説に出てくるナンバーと同じトラックを見つけたことで始まるストーリー。物足りなさは否めませんが小説を書いてる作家の家を訪ねたり地下水道を歩いたり力技(笑)でギャング達を捕まえたりと、子供のちょっとした願望を具現化しており終盤の廃墟が残る広場における少年(少女)総動員の乱闘シーンは圧巻。

螺旋階段にマネキンが置かれた倉庫、体重を答えてくれる体重計等、ちょっとしたアイテムが印象に残る作品でもあります。
浅野公喜

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