くぅー

SR サイタマノラッパーのくぅーのレビュー・感想・評価

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)
3.5
レコード屋もライブハウスもないサイタマ県に住む、ニートなラッパーをほろ苦く描く青春物語と言うべきか・・・つまりは、ひたすらに中途半端な者達へのアンセムで、強引な言い方をするなら、夢を追うロックバンドのドラマと本質は変わらないかと。

そう、ラスト10分・・・ロックの様なシャウトは無いけれど、心のライムが意外に真っ直ぐ響いて来たりする。

まぁ、見る者を選ぶ作品ではあるかもしれないが、変な偏見を持たずに見るべし・・・って、新しくもオーソドックスなスタイルにはニンマリ。

しかし、本場の西海岸や東海岸では、こんな作品にはBULLSHITと中指立てられるんだろうが・・・我が国ではこれは全然ありで、不覚にもなかなかのスクラッチの余韻にはなってる。

なお、俳優陣では、やはり駒木根隆介・・・いい味出してます。

P.S.
続編はキャスティングに興味はあるが、あえて見ずに、個人的にはこれはこれで完結。
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