HicK

長ぐつをはいたネコのHicKのレビュー・感想・評価

長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)
3.6
《ネコの冒険活劇》

【スピンオフ】
シュレックの時にあったテーマ性は薄めかもしれないが、よりダイナミックで躍動感あるアクションが詰まっていた。冒険活劇が楽しいスピンオフ。

【ネコ】
ネコの仕草が面白い。子猫時代も可愛い。アントニオ・バンデラスの低い声、クールさ、キザさ、と可愛らしい外見のギャップが生み出す魅力で溢れている。シュレックシリーズの時は数少ないシーンでも印象に残ったネコの活躍だったが、今作はそれが全編にわたって輝いていた。

可愛らしさ=フォースになってるシーンが面白い。

【ハンプティ】
ハンプティもなかなか良いキャラ。気持ち悪い外見、彼の持つ孤独、自己肯定不足、ひねくれ、でも愛や絆を欲していて結構素直。憎めないと言うか、人間臭さが強い。

【音楽】
スパニッシュミュージックの多用。とってもカッコよかった。ガガの主題歌も物語の雰囲気と合う。

【総括】
シュレックの本シリーズよりもアクション要素が多く、ストーリー展開も大きなツイストがあり面白かった。なにより、シュレックシリーズの愛されキャラであるネコの活躍を、映画一本丸ごと見れるという幸せ。
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