ベべべっち

ヴィデオドロームのベべべっちのレビュー・感想・評価

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)
3.5
ブラウン管テレビ突き破ります…

この時代にどうやって撮影したのか
色々、画期的というか度肝を抜かれた。
作中ではホントに肝が…💦

現実と幻覚の境界線がわからない。
いや、むしろ全て現実。。
もしくは全て幻覚なのか。。

過激な映像を追い求める放送局の主人公のマックス。
サムライ・ドリームでは満足できないらしい。
そんな中、ついに見つけた『ヴィデオドローム』にのめり込んでいく。
いつの間にかヴィデオドロームに取り込まれるマックス。
次第に現実世界がめちゃくちゃになっていく。

世界観も、話の内容も、撮影手法もとにかく独特。
グロさも…。

ホラーというよりかはSF?
SFというよりかはホラー?

約40年前の作品だけど、このテレビやビデオの世界に染まるという点は、今で言うところのVRの世界に似てるかも。

非現実だけど、その瞬間は当人にとってはそれが現実なのかもしれない。

なんか、考えれば考えるほど混乱してきそう。

結局、主人公のマックスにとって、どこまでが現実でどこまでが幻覚だったのかは難解でわからない。

終わり方もシュールすぎる。。


手放しでおもしろい!と思える類ではないけど、確実に一度は観ておいて良かったと感じた作品。