方眼

ウォール街の方眼のレビュー・感想・評価

ウォール街(1987年製作の映画)
4.0
2回目:インサイダー取引、企業買収、仕手戦と、金融業界のストーリー進行だが、専門知識なくてもついていけるよう撮影・編集・音楽で盛り上がり場所は明確。シャツやサスペンダーなどの衣装も丁寧。あこがれ、潜入捜査、ボスの女、友人、裏切り。本作を特徴つけているのはゲッコーの”Greed is good”スピーチの位置。冒頭でもなく、クライマックスでもなく、バドがゲッコーに最も近づいた時点。これでキャラ立てすぎたし、社会派監督の面目躍如。カメラはRobert Richardson、喋る二人を左右に振って撮る。どの映画でも怪しいTerence Stamp。「大統領の陰謀」の新聞社のような証券会社オフィス、聞いてるときはピンとこないがあとでしみる名言のおじさんHal Holbrook。わかった気になっている”孫子”と対比。

1回目:1987年”Wall Street”。スピーディな映像。メリハリの効いた演出。マイケル・ダグラス良し、マーティン・シーン泣かせる。
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