かわとも

嘆きの天使のかわとものレビュー・感想・評価

嘆きの天使(1930年製作の映画)
3.7
ミイラ取りがミイラになる

を、体現した作品。

真面目な教授が踏み入れてしまったばかりに陥る底なし沼。

物事の裏表を考えるなら、間違いなく教授は表。そして、裏のことなど、知らなかったばかりに、足を掬われた。

教授っていう、地位や名声がある人が堕ちる様は権威の失墜を意味するのでしょうか?

そして、彼女は女性に象徴される虐げられてきた裏を意味するのか。

なんてことも思います。

ディートリッヒという存在を認識させてくれる作品。
かわとも

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