第二次世界大戦後の荒廃したドイツで、W杯優勝という奇跡を軸に人々の日常を描いた作品。
サッカーチームの優勝までを描いたスポ根ものかと思ったら、戦後の状況変化に苦悩する家族関係が描かれていたり、新聞記者のコメディパートだったり、鬼監督と悪童問題が描かれていたり、どこに腰を下せばいいのか落ち着かない作品だった。
W杯優勝で最後はまとめられているけど、盛り上がりは中途半端で、一体どこで盛り上がればいいのかいまいちよくわからなかった。
サッカーのプレイシーンは不自然さがなく素直に素晴らしいと思った。
監督の外見を似せたり、実況などは当時の本当の文言を使っているらしい。
描きたいことをどれも小出しにしてしまってもったいなかった。テレビドラマっぽい作りでした。