サマータイムブルース

ひなぎくのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

ひなぎく(1966年製作の映画)
4.0
1966年チェコスロバキアで製作されたガーリー・カルトムービーの決定版!!
ずっと見たかったけどやっと見られて嬉しい
映画館で、シネアドが終わって、本編が始まる前に画面が狭まるの初めて見た
ヴェラ・ヒティロヴァ監督は、チェコの女性映画監督です
本作に影響受けた映画たくさんありそう
傑作!!・・・かな?

アヴァンギャルドで可愛いくてオシャレで不道徳でアートで汚くてPOPでシュールな映像が瑞々しい
内容はあるようで、ないようで、ある!?

2人の姉妹マリエ1号とマリエ2号が画面いっぱいイタズラの限りを尽くします
初めはパパ活に勤しみます
レストランで酔っ払って大騒ぎ
お家でイタ電
蝶コレクターの男性をおちょくります
お屋敷のパーティー会場で飲めや食えやの大騒ぎ!!

彼女たち年齢いくつなんだろう
ワイン飲んでたから20才以上だと思うけど、それすらもジョークかもしれない
姉妹設定なのにあまり似ていない
身長も凸凹
個人的にはブルネットの子が好み!!
もっと似た子を使って、身長も揃えて、年齢も16、7才位にすればキュートさが増したような気がしました

当時社会主義国のチェコスロバキアを批判する強烈な政治的メッセージが含まれています
彼女たちがあれだけはっちゃけてるのは国に対するアンチテーゼと受け止めました
映画は発禁処分となり、ヴェラ・ヒティロヴァ監督は7年間、活動禁止を余儀なくされました

そして、マリエ1号と2号は・・・!!

「サラダを踏みにじられただけで気分を害する人々に この映画を捧げる」