ピッツア橋本

タイタンズを忘れないのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
5.0
"Be the one. No boarder between us"

まだまだ黒人差別著しい70年代初頭、アメリカの一つの高校で白人と黒人の混成アメフトチームが結成され、地区優勝を目指すまでの青春スポーツドラマ。完全実話。

超スパルタ黒人監督のデンゼルワシントンの元、鬼のような練習、そして問題だらけの学校生活、社会環境に激しく振り回されながらも選手たちは
肌の色や心の垣根を越えて一つのチームになっていく。勝利という共通の目標に向かってかけがえのない友となっていく。新たな歴史を作っていく。

まずひと言。
覚えてる限り、人生で1番泣いた。
もう観てて何に感動してるかわからなくなるくらい、我を忘れるくらい泣いた。
登場人物一人一人の生き様やさりげない言葉の一つ一つに情熱と誠意がほとばしってる。
もうこのレビュー書きながらシーン一個一個を思い出し、泣きながら文章を打っている。

「一つになれないならば我々も終わる
お互い嫌いでも、相手を認めればきっといつの日か、人として向き合える」
と墓石の前でデンゼルワシントンが選手たちに語るシーンに、勇気と希望をもらった。

ピンポイントにいま自分が毎日悩んでいる事への救いの光が差し込んだ気がして、死ぬ程泣いてしまった。

自分もいまはどうしても分かり合えない事、共有出来なくて塞いだ時、目に見えない不安に負け過ぎて一歩踏み出す勇気が出せない時、タイタンズを思い出して、
いつかきっと届く、清々しく向き合えると信じて今日も明日も真摯に生きようと思います!

…もはやレビューじゃないなこれは苦笑

とにかく魂のこもった作品。ホントに極めて個人的オールタイムベスト。
ピッツア橋本

ピッツア橋本