ムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』をヴェルナー・ヘルツォークがリメイク。
クラウス・キンスキー、イザベル・アジャーニ、ブルーノ・ガンツという最強の布陣。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品は初鑑賞。
クラウス・キンスキーも初めてかなと思ったが、『夕陽のガンマン』や、寺山修司の『上海異人娼館/チャイナ・ドール』にも出ていた。知らんかった…。
やはりイザベル・アジャーニは画面にいるだけで映える。
イザベル・アジャーニの存在感は、映画に緊迫感を与えてくれるし、ノスフェラトゥのような奇怪な存在ですらも魅了されるにたる理由がある。
そしてクラウス・キンスキーのノスフェラトゥも素晴らしい。
イザベル・アジャーニの美貌と対象的に、クラウス・キンスキーの怪物の存在が恐ろしい。
ブルーノ・ガンツも後半の演技が凄まじかった。
物語はムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』と殆ど同じだが、映像自体も話自体もかなりわかり易くなっており、個人的にはこちらのリメイクの方が好み。