制作年も近いので不思議惑星キンザザがダブって見えてしまう箇所多々で、キンザザのゲオルギー・ダネリヤもジョージアの人だというからこういうのがジョージア感覚というか、知らないがジョージアニューウェーブ的な何か（何か）があったのかもしれない。
とにかく何もかもが遅々として進まないカフカの「城」みたいな喜劇。あちこちに問題を抱え過ぎて（比喩的な）行政システムも意思決定プロセスも完全に機能不全。疲れていたので開始わりと直後くらいに眠ってしまったが推定40分ぐらい寝ても少しも状況が進展していなかったしむしろ利害関係者が増えてより進行が遅くなっていた。そりゃ崩壊するよな、ソ連。
「城」は途中で終わってしまうがこっちは最後にちゃんと主人公を悩ませるお城ビルが崩壊してくれるからスッキリ。そこからの「修繕費が下りるぞ！」でズッコケ。おもしろかった。
