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寝取られ男のラブ♂バカンスのakrutmのレビュー・感想・評価

3.9
女優の恋人に突然別れを告げられて落ち込む作曲家の男性が、傷を癒やすためにバカンスに訪れたハワイで元カノカップルと偶然に遭遇して意気消沈しながらも、ロマンスに仕事に新たに歩みだすまでの姿を描いた、ニコラス・ストーラー監督のラブコメ映画。『40歳の童貞男』で監督デビューしたコメディアンのジャド・アパトーがプロデュースし、主演のジェイソン・シーゲルが脚本を担当している。

邦題から受ける印象とは、少し異なる作品である。ちょっとお下品なコメディ映画を得意とするジャド・アパトー製作の映画ということで、本作でも下ネタを折り込みながらも、主役の男性を演じたジェイソン・シーゲルの安定したパフォーマンスのおかげで、ラブコメとして見ても間違いない出来になっている。ジェイソン・シーゲルはアパトー作品の常連でコメディを得意としているが、最近はシリアスな役でも活躍することもあってか、彼の下ネタはそれほど下品には見えない。

ジェイソン・シーゲルの相手役となる二人の女性を演じたクリスティン・ベルとミラ・クニス以外はほぼコメディアンもしくはコメディを得意とする俳優で脇を固めており、ジャド・アパトーのコメディ感も嫌いでなければ楽しめるだろう。クリスティン・ベルはこの役をよく引き受けたなあと思うほど、際どい演技をみせてくれる。ミラ・クニスの色っぽさもグッド。最後にちらっとジェイソン・ベイトマンが出演している。

ああ、ハワイでのんびりしたい。
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