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レ・ヴァンピール -吸血ギャング団-のnagashingのレビュー・感想・評価

3.5
たしかにメリエス×リュミエール感がある。数々の謎展開への困惑が、100年前のパリ郊外のおおらかな美しさでさらりと流されていく。イルマ・ヴェップの七変化、というか毎度のコスプレ、隠しギミック満載の舞台装置、ムダにじっくり見せてくれるスタントもなかなか楽めた。悪役の男性陣がかなりカジュアルに退場していくのは徴兵が原因らしい。イルマが組織の中で台頭していくことと、現実に大戦中に女性の社会進出が進んだこととはパラレルだと言えるのかも。
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