「３分で灰にしてやる」
平成ガメラシリーズを作り上げた金子修介監督が手掛けた平成ゴジラ。
今までの歴代ゴジラシリーズとの関係性はほとんどなく、1954年の初代以降ゴジラを含む怪獣は現れなかった現代の日本が舞台になっています。
自衛隊ではなく防衛省が管轄している防衛隊が配備され空想科学特撮全開の武器が多数登場します。
ゴジラは劇中でも明言されているように、太平洋戦争での戦没者の思念体で、俗に言う白目ゴジラ。
立ち向かうのが日本を守る護国聖獣のモスラ、バラゴン、ギドラ。
平成ガメラは何回も見返しており特撮も好きだということもあり、特撮ならではのおもしろさに浸ることが出来た。
ハリウッド版には映像の迫力は明らかに負けていますが、特撮にしか出せない味は決してCGでは再現できないと改めて感じた。
現実では再現不可能な映像を容易に作り出せスケール感を演出出来るのがCGならば、実在感と信憑性、そして怪獣一体一体の重さ表現はさすが特撮。
特撮の磨き上げられたテクニックか最新のテクノロジーの進歩か。
どちらともに良さがある。
