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メンフィス・ベルのLEOのレビュー・感想・評価

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
3.5
ちょうど80年前の第二次世界大戦中、イギリスに駐留しナチス・ドイツに対する昼間爆撃の任務を行なっていたアメリカ軍の爆撃機のうち"メンフィス・ベル"と名付けられた1機の乗組員が、帰国直前の最後の任務でブレーメンの飛行機工場への爆撃命令を受ける話。

初見だったけど戦争映画でありながら青春映画でもあるんだね。
でも「この映画を西部戦線で戦った勇敢な若者すべてに捧ぐ」とされているように個人個人の人生背景などはほとんど語られず、必死に生き抜く若者たちを描く群像劇の形をとっている。

実機を使っているそうで、当時の爆撃機がどのようになっていて、どうやって乗り込むのか、それぞれの配置場所での姿勢や役割がどうなってるのか、敵機との空中戦や標的に対する爆撃がどのように行われていたのかがよく分かる。

他の方々のレビューを見ましたが、名作と言う人と駄作と言う人で分かれますね。
乗組員の若者達の会話をくだらないバカ話と受け取るのか、極限の緊張を紛らわすためにくだらない話でもしないでいられないと取るか…。

自分は、戦争の愚かさを改めて感じずにはいられない、ノスタルジー感溢れるいい作品だと思います。
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