きんゐかうし卿

あしたのジョーのきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

あしたのジョー(2010年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
自宅(CS放送)にて鑑賞。スチール等の先入観から色眼鏡で鑑賞するが、思いの外、しっかり作られていた。雰囲気のあるドヤ街を始め、細部の作り込みも佳い。全篇ほぼ原作に忠実だが、思い入れのあるシーンがサラッと流されている感が残るのと香里奈の“白木葉子”はやや違和感有り。“ジョー”は温かい人間味溢れる微笑や口数が極端に少なく、ニヒル過ぎる印象。ただ特撮を差し引いても“矢吹丈”の山下智久、“力石徹”の伊勢谷友介はよく演ったと思う。“力石”がリングに誘うラストやスタッフロールのモノクロ描写も佳い。65/100点。

・ほぼ原作コミックの儘の造形の“丹下段平”を違和感無く演じた香川照之は流石、他にもキャスト面では“安藤洋司”の杉本哲太、“花村マリ”の倍賞美津子等、ベテラン勢が脇を固める中、“西寛一(マンモス西)”の勝矢が控え目乍ら印象的だった。

・製作に11名、エグゼクティブ・プロデューサー1名に加え、更にアソシエイト・プロデューサー3名にライン・プロデューサー、企画・プロデュース各1名とスタッフはプロデューサーだらけ。

・鑑賞日:2013年6月26日
★☆ 某サイトより転載 ☆★