9月11日は27歳の若さで亡くなった夏目雅子の31回目の命日。
彼女の思い出といえば西遊記の再放送で一際美しいオーラを放っていた三蔵法師。
そして子供の頃、年末年始の深夜に放映されていた本作のイメージがとても強いです。
大正~昭和の土佐を舞台に、ヤクザ一家へ養女に出された松恵の視点から波瀾万丈の群像劇を描きます。
夏目雅子のドスのきいたあの名セリフ「なめたら…なめたらいかんぜよ!」は目覚まし音声にしたいくらい好き。
即効飛び起きて1日頑張れそう。
しかしこうやって改めて観ると、豪傑で気性の荒い親分・政五郎を演じた仲代達矢は別格の凄みがある…。彼の演技に終始釘付けです。
そして政五郎の妻を演じた岩下志麻も女の威厳と気だるさと色気を醸し出し、後の「極妻」に通ずる雛形を既に完成させています。
花子のちょうどいいブス加減も絶妙だしね。
ただ、予告にあって本編ではカットされてしまった花子の濡れ場は拝見したかった…。
本編のどんな乱闘・カチコミシーンも、闘犬シーンのあの迫力には敵わんぜよ!