Ryu

タップのRyuのレビュー・感想・評価

タップ(1989年製作の映画)
3.6
刑務所帰りの落ちぶれたタップダンサーが、かつての友人・恋人・師匠らの助力を得て、再びダンサー返り咲こうと奮闘する。

タップダンスのことは全然知らないんですが、とにかくパフォーマンスがめちゃくちゃかっこよかったです。主演がトニー賞も受賞しているダンサーなだけあって、動きはキレッキレだし、ステップも遊び心あるものだったり色々あって見ていてとても楽しいものでした。主演だけでなく、おじいちゃん集団も歳を感じさせないキレッキレ具合だし、子供までもが見事なパフォーマンスを披露してくれます。中盤のフラッシュモブみたい感じで外で街の音も含めての大人数でのパフォーマンスは圧巻でした。
出所後に昔のワル仲間がまた仕事に誘ってきて、それとタップダンスとの葛藤とかはあるんですが、まぁ中身はそこまでなかったかな。でもここまでパフォーマンスが見事だったら問題なし(笑)。なんならもっとストーリー削ってパフォーマンス見せてくれてもよかったかも。
歌のシーンはほとんどないですが、これはもはやミュージカル映画ですね。自然と体がノってくる、そんな作品でした。
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