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名探偵コナン 紺青の拳のRyuのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)
3.7
シンガポールのマリーナベイ・サンズで、弁護士のシェリリン・タンが刺殺され、彼女の車も爆破される事件が発生。殺害現場のエレベーターには怪盗キッドのカードが残されていた。一方、シンガポールで開催される空手大会に京極真が出場するということで、毛利小五郎、蘭、鈴木園子は工藤新一に変装した怪盗キッドとともにシンガポール入りしていた。コナンはキッドにシンガポール人風に変装されられ、特殊なスーツケースに入れられて、入国させられていた。

劇場版「名探偵コナン」シリーズ第23作目。今作のメインキャラクターはコナンの好敵手の1人 怪盗キッド。そして園子の彼氏で、最強の空手家 京極真。
京極が映画のメインキャラクターに据えられるのは初だったみたいで、映画しか観てない身としては、初めて京極真 というキャラクターを知りました。めちゃくちゃ強くて、実直で、園子のことが大好きで、めちゃくちゃいいキャラですね。檜山修之の声が、さらに強いキャラクターに魅せてくれます。終盤の京極さんはもはやドラゴンボールと化してましたね(笑)。
京極がメインキャラクターということで、鈴木園子もかなりスポットがあてられています。園子がメインになるのはかなり久しぶりだったみたいですね。
映画の中でもレアなメインキャラクターが据えられていますが、その分と言ってはなんですが、少年探偵団がほぼ出てきません(笑)。やかましくないのはいいかもだけど、ちょっと寂しさもあるかな(笑)。
正直、ミステリーの方は、そこまで上質なものではないかなと思いました。犯人の目星もつくし、ちょっとガバガバなところも見受けられたかなと思います。今作はミステリーよりもアクション要素が強くなっていて、舞台が海外であるということや、終盤のド迫力な展開は、ハリウッド映画のようなスケールのデカさを感じました。
近年のコナン映画特有の、アニメならではの規模のデカさ、アクションや名物キャラに力を入れた設計 など、エンタメ要素が強い作品だったと思いました。
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