気持ち悪い。
_
エヴァの旧劇を観ました。アニメの続きの2話です。
気持ち悪い。の一言に尽きると思います。
いやもう、語彙力がなくなるレベルの気持ち悪さを醸した作品。庵野監督凄まじいなぁ。
人間というのは欠落した存在であるというテーマをもとに、人間(リリン)と使徒、そしてエヴァンゲリオンの関係性を描く。
シンジくんという人類史上、最弱のメンタルを持っている主人公だからこそ、この物語に意味があると言える。
誰かに愛されたい。自分を愛したい。
僕に構ってよ。僕を好きになってよ。僕の相手をしてよ。僕を認めてよ。僕を助けてよ。
こんなセリフが聞き飽きるほど聞けます。
正直、しんどいです笑
自分を好きになったこともなくて、自分が誰かを愛したこともない癖に誰かに愛を求める14歳の少年の人との繋がりが生々しい。
関係ないけど炭治郎があんなに頑張ってるのでもう少し頑張ってほしい。エヴァに乗る辛さは果てしないとは思うけど。
人類補完計画が発動し、精神世界の話になるけど、ひたすら気持ち悪い映画だったなぁ。
人間、病んだらここまで落ちぶれるのかって思ったね。
ただ、これほどまでに人との繋がりを忌み嫌っていても人との繋がりを絶つことはできなくて、最後は結局、嫌われていても関係なくても人を求めてしまう。
やっぱりエヴァはどこまでも深くて、ロボットアニメというよりも人間の本性を暴き出す感覚が絶妙なんですよ。
今作は観ていてしんどかったけど、割と楽しみながら観ました。
子どもが見たらトラウマになりそうやな。