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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのninaのレビュー・感想・評価

3.5
「生きていこうとさえすればどこだって天国になるわ。だって生きてるんですもの」

生への賛美歌のようで強い死への憧れを感じた。死への憧れというと語弊があるから、虚無に還ることへの憧れというべきかな。
アニメ版を全部観て難解なところが多かったけど、劇場版まで観終わってなんとなく掴めた気はする。
それにしても難しい。そしてシンジ嫌い()
性格の違いもあってシンジ、アスカ、ゲンドウ、時たまミサト、そのあたりの主要キャラほぼ嫌いだったので観るのがしんどくなってきてた🥲題材やテーマは好みだからそこがほんとにしんどかった。

他人に認められたい、他人に自分を見てほしい、でも他人という存在(壁)がある限りその希望が満たされることはない、それならいっそ全部ひとつになっちゃえばいい。
究極論すぎて少し犯罪心理学覗いてる気分になった。
作者の内なるものがここまで出てる作品って改めて考えるとすごいな。
私これ思いついても世に出せない、自分の内面をさらけ出して丸見えになるようで出せない。だからこそ名作だと言われるまでになったんだろうけど。

ところどころ理解できてない部分もあるからもう1回アニメ版通して観たいけど、ちょっと精神的余裕ある時じゃないとしんどいですね。
でも新劇場版を早く観たいから頑張ろうかな🥹
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