ひらさま

駆逐艦ベッドフォード作戦のひらさまのレビュー・感想・評価

駆逐艦ベッドフォード作戦(1965年製作の映画)
3.8
「未知への飛行」や「博士の異常な愛情」と並ぶ、核恐怖ポリティカルサスペンスの傑作との噂を聞きながらも、なかなか拝見する機会がなく今回初鑑賞
基本は上記の2作と同様の室内劇、しかし大きく異なるのは、上記2作の舞台が基地の中であったのに対し、本作は「現場」であり、そこが前線にいる駆逐艦の船内である事
自らには火の粉が降りかからない基地内よりも、そりゃ最前線の方が緊張の度合いが高い筈…なんだけど、この辺は監督さんの手腕のせいか、残念ながら上記2作、とくに緊張感の塊だった「未知への飛行」には遠く及ばなかった
米軍の駆逐艦とソ連の潜水艦が威嚇し合いながらも、やがて緊張は限界に達して…
ラストは背筋も凍るやるせなさ