駆逐艦ベッドフォード作戦の作品情報・感想・評価・動画配信

「駆逐艦ベッドフォード作戦」に投稿された感想・評価

ソ連潜水艦を執拗に追跡する米駆逐艦の艦長と、軍医、新聞記者がヒューマンエラーから偶発的核戦争の最中に突入していく…

「博士の異常な愛情」の筋書きを連想するのは、製作陣にキューブリックの仕事仲間がいるからな模様。

「博士の異常な愛情」とほぼ同じ筋書きで進む顛末なんだけど、展開される場は駆逐艦内とかなり内容も絞ったのがこっち

博士〜がクレイジーを畳み掛けてくるのに対して、こちらは最後に嘘みたいなブラックジョークみたいな悲劇で閉める

1965年公開の映画で白黒画面ではあるものの、ミリタリーなセットの作り込みと画面が荒くなくて非常に美しい点も「博士の〜」と類似点
それもそのはずで、今作の監督はジェームズBハリス、撮影監督もギルバートテイラーと布陣が同じなのね
冷戦下ソ連の原潜を執拗に追い詰める米駆逐艦の末路を描いた作品。米側の視点のみだけど張り詰めた緊迫感が素晴らしいね。あえての白黒撮影がはまってる。いつか起こるヒューマンエラーへの警告か。

スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』と双璧をなす名作か。(褒め過ぎ?)
犬

犬の感想・評価

3.6
交戦

グリーンランド海域で、駆逐艦ベッドフォードのレーダーにソ連の潜水艦が引っかかるが……

決して軽い気持ちで見てはいけない
あのラストには言葉が出ません

冷戦
核の恐怖

ソナーの音が緊迫感を出す

俳優陣も悪くないです
「未知への飛行」や「博士の異常な愛情」と並ぶ、核恐怖ポリティカルサスペンスの傑作との噂を聞きながらも、なかなか拝見する機会がなく今回初鑑賞
基本は上記の2作と同様の室内劇、しかし大きく異なるのは、上記2作の舞台が基地の中であったのに対し、本作は「現場」であり、そこが前線にいる駆逐艦の船内である事
自らには火の粉が降りかからない基地内よりも、そりゃ最前線の方が緊張の度合いが高い筈…なんだけど、この辺は監督さんの手腕のせいか、残念ながら上記2作、とくに緊張感の塊だった「未知への飛行」には遠く及ばなかった
米軍の駆逐艦とソ連の潜水艦が威嚇し合いながらも、やがて緊張は限界に達して…
ラストは背筋も凍るやるせなさ

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/the-bedford-incident
Asa

Asaの感想・評価

4.3
リチャード・ウィードマークの演技に圧巻。
存在感がすごいし、周りのキャストもみんなお芝居がうまい。

最後の緊迫した空気感と、呆気ないラストの終わり方が妙に余韻が残る。
 第二次世界大戦終戦20年後の米ソの冷戦時代に、グリーンランド海にて合衆国海軍の駆逐艦と海底に潜むソ連潜水艦の軍事緊張を描く傑作です。出演者は駆逐艦の艦長をはじめとする乗組員のみではあり、艦長、元ナチスUボート艦長、そこに居合わせるジャーナリスト、そして新しく乗り込む軍医を中心に米ソの衝突という世界の運命を左右しかねない軍事緊張の前線が描かれる。死を覚悟で絶対に浮上しなかったソ連潜が当時の冷戦の緊張感を表している。ネタバレになるのでここには書かないがラストシーンが凄まじい。