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U・ボートのcのレビュー・感想・評価

U・ボート(1981年製作の映画)
3.3
ジブラルタルの海底280mに沈んで、あちこちから海水が吹き出し浸水しているあの状態からよく浸水止まったな。。。
羅針儀、速度計、測深器、無電機が破損し被害甚大。もう浮揚できるかどうかも分からない状態。
ずっと生きた心地せず観るしかなくて、しんどい。
レビュー読んでると、救いはどうやら全くなさそう。きになる。

でも、潜水艦ものは面白い。
閉鎖密室空間、深海、海の中と地上とも断絶されている世界しかない。
暗い潜内に、肉体も精神も疲弊しきってビショビショの乗組員たちがうようよいて、海水、油、脂、汚物が滞留している空気感が漂ってくる。

ヒーローものでも、Uボートのかっこよさでもない作品。
こっちが生きるのに必死だろうが、命からがら逃げて様が、海でも陸でも関係なく殺しにかかってくるのが戦争。
えぐってくる最後に戦争を突きつけられた。

ドラマが元だそうですが、イギリス、ドイツで当時ドラマシリーズ高視聴率だったそうです。
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