ピッツア橋本

汚れた血のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

汚れた血(1986年製作の映画)
3.9
"この血は何色の運命に定められているのか"

ジュリエッタビノッシュとジュリーデルピーが余りに可憐で美しくてストーリーがあまり頭に入って来なかった苦笑

簡単に言うと死んだ親父が属していたワルいチームに息子も入って、その意志を継ぎながら大きな盗みの準備を進め、その過程で美しい仲間を好きになったり、地元に捨ててきた元カノへの罪悪感に揺れたりする話。
スタイリッシュな青春劇とフィルムノワールを混ぜ合わせたような感じ。

演出がかなり独特で、変なとこで暗転が入ったり、不自然なビデオ早送りのようなカットが刻まれる。そして踊る。
端的にいうとゴダール的な何かを思い出す。

カッコいいけど、自分はこの効果のせいで映画への集中力が下がった派。

ただ『ポンヌフの恋人』同様、このトーンでそんなダイナミックになる?!的な事があったので、そこは満足した。

俺はビノッシユよりデルピー派だったな。
2人とものちにとても流暢な英語を使って国際的な活躍をしていくのは周知の通りで、
その才能の片鱗を堪能するって意味ではとても興味深い映画でした。
ピッツア橋本

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