たぬー

幻の湖のたぬーのレビュー・感想・評価

幻の湖(1982年製作の映画)
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犬と一緒に走るのが趣味の雄琴でお勤めの風俗嬢が犬を殺されて復讐する話。

名脚本家橋本忍が原作脚本監督を務めた東宝50周年記念超大作。
伝説的珍作という評判は聞いていたが、これは聞きしに勝る大珍品。ちょっと観たことがないレベルで意味不明な展開で逆に見応え抜群。
南條玲子の熱演は素晴らしい。
時代劇シーンはむちゃくちゃお金かかってるし、長い長いマラソンシーンも凄い。鯉を切るシーンの不気味さ。80年代の雄琴と東京の景色。無駄に豪華なキャスト。
なぜCIAの人が風俗で働いていたのか?ファントムではなくイーグルとは?作曲家はなぜ犬を殺したのか?シロはなぜ放置されていたのか?即死したはずのシロはなぜ走れたのか?戦国時代のエピソードの関連性は?なぜ宇宙へ?疑問は尽きない。

常人には評価不可能なコンセプチャルアートとしてはおすすめ。
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