やし

英国王のスピーチのやしのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.8
再鑑賞。

吃音症に悩んだジョージ6世(現エリザベス女王の父親)と町の言語療法士の物語。

やはり観やすい。

コリン・ファース
ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム・カーター
ガイ・ピアース

監督トム・フーパー

この安定感たるや。隙なし。


吃音症は心の病、
そしてそれは王族たる使命の重さ故。
症状克服のために対等な関係性を築こうとするも、王族と平民、その垣根は高く険しい。
そこから身分の差を超えた二人の男の友情が熱い。

王族の誇りと国民への責任感溢れるジョージ6世(愛称バーティ)。
王族だろうが誰だろうが相手を問わず、治すことだけ考えるライオネル。

重要な国事において「たかが平民ですぞ?」と反対する側近たちに対して断固たる意思を示す国王。
「彼を側に」

名優たち(特に主演二人)の演技に魅せられた後に訪れるラストの戦争スピーチ。

歴史の知識は薄くとも安心して観られる、観易い安定のドラマ。


コリンとジェフリーの共演作、他にもあれば観てみたい。
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