叡福寺清子

黒の怨(うらみ)の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

黒の怨(うらみ)(2003年製作の映画)
3.0
Darkness Fallを黒の怨と邦題化された方.貴方は素晴らしい.こんばんわ,三遊亭呼延灼です.
とはいえ,作品自体は素晴らしいとは言い難い微妙な作品でございました.
150年以上前から街にかけられた呪いがあり,実際に児童の消息不明事件が何度も発生しているにも係わらず,街全体がそのことに対して無頓着すぎると思うのですよ.大人は寝物語として,マチルダ・ディクソンさんのお話を子供に聞かせていて,乳歯が全て抜け落ちる子供が攫われないように,対策するのが自然だと思うのですよ.そこがスコーーっと抜け落ちてるもんですから,結局なんか一部だけで騒いでる感が否めないし,終盤子供の乳歯とか関係無くなって,とりあえず見られた・・・というか見せに行ってるよね,マチルダさん.そんなに顔見られるのが嫌だったら,ずっと暗闇に潜んでいればいいのに.かまってちゃんかよ!
そのマチルダさん.冒頭の話では完全に被害者なわけで,そこをすっ飛ばして悪霊化させちゃったのも,ちょっとどうかしらねぇ.
光に弱い云々もなんかちょっと滑稽だったなぁ.