UNTACと描かれたレイバー部隊が恐らくカンボジアのジャングルの中を移動中…武装した敵対勢力と遭遇する。
攻撃を受けるが後方支援が任務の自衛隊には交戦許可がおりない…次々に倒れていく隊員たち…
「隊長～！」
このシーンの怖いくらいのリアルさ…25年前のアニメですよ…つい最近大騒ぎしていた集団的自衛権の問題じゃないですか！
この映画を観ると押井守はタイムトラベラーではないか？と思っちゃうね…
オウムとか北朝鮮とか…
劇場版ロボットアニメシリーズ第二弾のルックではない…今観てもすごいと思うな…
幸か不幸かおれはパトレイバー観てなくて、「攻殻機動隊」からの流れでこの作品にたどり着いた人間なのでそこらへんの違和感は感じずに済んだけど、相当違うみたいですね…これをパトレイバーではないっていうのはカリオストロをルパンじゃないって言ってるようなもんでしょう。だって単独でこのアニメは十分名作だと思います。
今でも夜中の都市高を流しているとき雪がちらついたりするとこのアニメを思い出します。
アニメなのに人物のドラマパートが実写を越える臨場感で、
最近押井守がパトレイバーを実写でやった時、ドラマ部分がこのアニメの画格そのままなんです。アニメであんなにいいと思ったそのシーンが実写だと陳腐で見てられない感じ。
実写を越えてると思ったアニメとアニメにも届かない実写…
面白いなと思いました。
押井さんは実写に凄く思いがあって(実際実写作品けっこう撮ってる)それをアニメに取り込むことでアニメを革命的に変えた人だけど、いざ実写をやるとダメダメって…不思議ですね…
タイムトラベラー押井の世の中がひっくり返るようなアニメの新作…待ってます😁💦
