フライ

フローレスのフライのレビュー・感想・評価

フローレス(1999年製作の映画)
3.8
ロバート・デ・ニーロとフィリップ・シーモア・ホフマン二人の圧巻の演技とヒューマンストーリーは、とても素敵な作品だった。
ロバート・デ・ニーロが演じるウォルトは周りからの信頼は有るが、硬派な生き方と前の仕事の関係もあり、かなりの人間不信と偏見の強い元敏腕警察官だが、同じアパートに住むフィリップ・シーモア・ホフマンが演じるゲイであるラフティは差別を受けて来た事もあり人間不信になっていてお互い正に水と油の関係。だがウォルトの脳梗塞をきっかけにラフティとの交流と色々なトラブルで心を通わせ協力し打ち解けていくストーリーは、ユーモアもありとても楽しめた。ラストのバイオレンスからの強い信頼関係を思わせる展開は感動も。
差別や偏見は殆どが、外見や周りの情報による所が多いが、お互いを理解し合えれば分かり合えると言うストーリーは、納得出来るし、二人の素晴らしい演技もあり尚更心に響くものが。
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