エイデン

レック2のエイデンのレビュー・感想・評価

レック2(2009年製作の映画)
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人を凶暴化させるという新種の病原菌が蔓延したという古びたアパートに、チーフであるフェルナンデスと、ララ、マルトス、ロッソら4人の警察の特殊部隊員達が召集される
アパート内で病原菌の治療法を探る特命を受けた医師オーウェン博士を護衛するのが隊員達の任務だった
騒ぎとなったアパートは完全に封鎖されており、先に中へ入った衛生局の局員とは既に連絡が取れなくなっており、危険が潜んでいることは明白だった
また侵入にあたって、マルトスのヘルメットにはCCDカメラが搭載され、内部の状況を余すところなく撮影するように命じられていた
早速 内部へと侵入した一行に緊張が走る
あちこちに血痕が残り、異様な雰囲気が包む中、オーウェンは突然 感染予防のマスクを外し始める
彼によれば病原菌は空気感染はせず、血液や唾液で感染するという
更にオーウェンは、目指すべきは最上階の部屋で、そこに感染のきっかけになった何かがあることを伝える
それらの情報を秘密にしろと言うオーウェンの口ぶりに、チーフは不審感を覚えながらも指示に従う
最上階には部屋が1つしかなく、中には大量の十字架や実験器具、謎の新聞の切り抜きなど、ただの住民の部屋とは思えない光景が広がっていた
天井裏への入り口も見つかるが、もぬけの殻だった
オーウェンは目的の物が見つからず苛立ちを募らせる
その時 階下から叫び声が聞こえ、生存者ではないかと考えたチーフは助けに向かおうとするが、目的を果たさなければならないと言うオーウェンに止められる
仕方なくマルトスが確認に向かい、残った面々はカメラで状況を確認することに
慎重に下へと向かうマルトスは、先程 閉まっていた扉が開いていることに気づく
中はレコードで音楽がかけられており、それに気を取られたマルトスは、潜んでいた感染者の女性に噛まれてしまう
銃弾を受けても怯みもしない感染者は、頭を撃つことでようやく殺すことができた
マルトスを助け出したチーフらだったが、直後にマルトスは発症し彼らに襲いかかる
仲間を撃つことに躊躇していたところ、オーウェンが十字架を手に祈りの言葉を唱えると大人しくなり、部屋に閉じ込めることに成功する
チーフは何かを知っているオーウェンを問い詰めるが、彼から語られたのはにわかには信じがたい真実だった



大ヒットを記録したファウンド・フッテージ風のホラー映画『レック』の続編

前作の数時間後を舞台に、謎が残るラストを紐解いていくストーリーが展開される
とは言うものの前作ラストで何となく察せる内容ではあるので、個人的には謎は謎のままでも良かった気はするけど

そこで明らかになるのは本作の特徴的なゾンビの設定
例のごとくネタバレは避けるけど、よくあるゾンビの設定からは外れたもので、割とオカルティック
それを利用した対処法とかも面白いんだけど、結局 最後に信じられるのは銃(コイツ)だけなんだよなあ

先の読めない正統派ホラーが主体だった前作に比べると、目的が明確なこともあってかストーリーを軸に展開してる感じはするので、若干ホラー要素は薄め
ただ中だるみしないようにカメラを増やすとか工夫も見られるので飽きはこない
ホラー映画は続編ができるに連れてアレな感じになることで知られてるけど、まだイケる
まあ例の如く4作目まではあるので、ここで折り返し
この後 下り坂にならないように神に祈りながら観よう
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