真っ黒こげ太郎

トップガンの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

トップガン(1986年製作の映画)
4.0
愛と青春の全てを賭けて―――

遥かな大空へと飛び立つ!




海軍の腕っこき破天荒パイロット、ピート・”マーベリック”・ミッチェル大尉と、相棒のレーダー要員ニック・”グース”・ブラッドショウ大尉はある日、上司に世界最高のパイロット養成学校「トップガン」への派遣を命じられる。

最優秀の成績を納めると、プレートにその名が乗ることから、マーベリックはトップの座を目指す。
恋に友情にライバルとのトップ争い、そして挫折からの復活…マーベリックと仲間達の青春が始まる。

あ、あとたまに戦闘機に乗ります。(いやそっちが本命だろ!)




ベスト・パイロットがさらに上を目指すエリート空軍学校での、パイロット達の青春を描いた、青春・スカイ・アクション。

主演はまだまだイケメン俳優っぷりで鳴らしていた頃のトム・クルーズさん。
後に彼がジャッキー・チェンさん貼りのムチャクチャを始めるとは誰が想像できたでしょうか。w


スカイ・アクション映画の代名詞となった本作、劇場で本作の続編がまさかの劇場公開されたのでようやく鑑賞。
最近は持病が悪化して映画鑑賞のモチベがDanger Zoneな状態になってたので、気分が良くなった休みの日を使ってようやく見れました。
(別に上手くない)
因みに完全に初見です。


お話自体はそこまで凝ってる訳ではなく、新しい学校にやって来た主人公が学校のトップになろうとライバルと競って切磋琢磨したり、仲間達やライバルと共にスポーツしたり実習を頑張ったり、女教師とのラブロマンスが描かれたり、とある失敗で挫折してそこからの復活劇を描いたりと…学園青春ドラマ物でよくある話。
これを海軍学校でやってる訳ですな。


初見ではあるが、超有名な「Danger Zone」は流石に知ってたので、冒頭で歌詞字幕入りで流れ、その後も何処かで聞いた懐かしいBGM流れる。
(ラブロマンスのシーンのBGMは「デッドプール2」の予告で流れてたな。w)
そして、ノリノリなBGMと共に主人公達の爽やかな青春模様やモノホンの戦闘機のスカイ・アクションが描かれる。

主人公達の青春模様は華やかで、親友との仲睦まじい交流やライバルとの切磋琢磨などのイベントが見ていて清々しい。

モノホンの戦闘機を飛ばしたドッグファイトのシーンもスピード感があって見ごたえ抜群。
戦闘機同士が物凄い近距離で飛んでる姿とかよく撮れたなぁと感心してしまう臨場感。

見方によっては話がぶつ切りな感じではあるが、色濃い青春模様に空中でのドッグファイト等、青春とアクションの見せ場の連続で飽きることなく楽しめる。



そんなこんなでさわやかで楽しい内容だが、後半にとある事故が起こって…。
まぁ、続編の予告編で「お前を信じたせいで、父は死んだ」というキャラが出てたので、そういう展開が出てくるのは分かってたんだけど、それでもこの展開は結構ショッキング。

そしてこの一件で主人公は今までのプラス思考は何処へやら、かつてないぐらい凹みまくり、挫折しまくる。


だが、それでもクライマックスでは決死の決意で立ち直り、命懸けの任務のために飛ぶ!!!
この展開はベタだけど、何だかんだで盛り上がりますね。

またクライマックスでは、今までは飛行訓練だったドッグファイトがマジモンのスカイバトルにパワーアップ!!!
機関銃がバンバン火を噴き、ミサイルが放たれ大爆発!!!
ドンパチ場面はクライマックス集中してるけど中々満足しました。


そんなこんなで見せ場盛り沢山な映画としては文句ないけど、凝ったストーリーのドラマ性や珍しい人物描写等はそこまで重視してないので、そういうの目当てで見るとそこまで楽しめないかも。

後、青春に恋愛にスカイアクションに挫折からの復活劇と、とにかく様々なイベントや見せ場が立て続けに流れるので、味方によっては話がとっ散らかって見えるかもしれません。
(それでも全体的にはそつなく纏めた方だと思うけど、私的にはそこが若干気になったり。)


それでも細かい事を考えずに青春活劇と本物の大迫力スカイアクションを楽しめる、愉快なエンタメ大作!!!
多くの人々に愛されてるだけあって、今見ても飽きることなく楽しめる、正に清く正しい娯楽映画でした。

さて、時間メッチャ掛かったけど、ようやく続編を見に行く準備が整いました。
気が付けば公開終了までの期間もDanger Zoneな状態になってしまってますが、近い内に絶対に劇場に向かいます!!!
(だから上手くないって)




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