レディプレのオープニングで流れていたのは、
ヴァン・ヘイレン"ジャンプ"、
そしてこの曲で始まるアルバムが「1984」、
とサブリミナル効果で気づいたらカゴに。
本当は900レビュー目には「U-900」とかいうドイツの潜水艦コメディが見たかったのだけど、遂に発見出来ず断念。
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おそらく原作を読んだ方が、よりディストピア世界に暗澹と浸ることが出来たのではないかと想像する。
予想を裏切る映像表現は無く、どうしても翌年公開された「未来世紀ブラジル」と比較してしまうし、こちらが刷り込まれている脳にはちょいと響かなかった。
いかにも当時のイギリス人が作りそうな毎日がブルーマンデーフィルム。
今も色褪せないテーマ性や予言は見事。
ジョンハートの渾身の演技は素晴らしいし、くたびれた表情がセクシー。
枯れ専女子には堪らないのではないだろうか。
ユーリズミックスに乗せたポップな予告編が特典映像に入っていて、これが最高。
遠い記憶が呼び戻されました。
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映画にも愛情の篤い伊藤計劃の早逝が惜しまれる。
原作とその映像化で全く新しいディストピアを呈示出来る作家であったろうに。