「1984」に投稿された感想・評価

Polly

Pollyの感想・評価

2.7
正直よく分からなかった。
この原作が1948年に書かれたのは、こんな世の中にしてはいけないよ、ということだったのかな。
共産主義が行き過ぎたらこうなるのか、なんかのメタファーなのか理解が追いつかず。公文書の改竄やalternative factsやら、この世の中に近付きつつある恐怖。

主役の俳優がオリバンダーさんなんだって。イケメンだけどちょっとお疲れな感じね。あらたに似てる。
原作を読んでいる人からしたら、ものすごく消化不良に感じられるのではないだろうか。どうしても2時間という枠に収めようとするならこうなるのだろうが、だったら4時間かけてでもじっくり描いてほしい気もする。

あとは、いろんな監督にこの作品を描いてもらって、見比べてみたいな。
ジョージ・オーウェル原作の名作

『未来世紀ブラジル』の暗くて真面目で怖い版

2 + 2 = ?
イギリス産短編『Two & Two』が進んで行った世界のよう。

ずーっと胸がうぞうぞして気持ち悪くて恐ろしかった。
SFというよりホラー。。。



1984年。

人々は常に監視され、生活や言語、性欲までもコントロールされていた。
さらに歴史の改竄も行い、従えない思考を持つ者は処刑される。

ウィンストン・スミス(ジョン・ハート)は、そんな体制に疑問を抱いて生きていた。
ある日、似た思考の女性ジュリアに出会い、さらに堕落していく。

しかし、それらを思考警察に知られてしまい……



I love you …

想像していたよりずっと重たく酷い世界だった。

思考するだけで罪とか…
まさかの裏切者とか…

さらに拷問がキツい。
この私ですらキツい。。

家でも町でも職場でも、常に流されている映像。
言葉で支配して言葉を変えさせ思考をさせない。

ん~これは凄い作品だった。
ブラジルとか<harmony/>とか、多くの作品に影響を与えたのだろうなぁ~

原作も読んで、この思考に浸りたいと思います☆

このレビューはネタバレを含みます

原作未読、この歳になっての初鑑賞。

1948年に書かれたジョージ・オーウェルのディストピア小説が原作だが、我々が生きるこの日本がまさにマスメディアの偏向報道による思想統制の真っ最中であり、中国や北朝鮮などは映画を地で行く人権侵害の拷問を現在進行形で行なっている事実を否が応にも再認識させられてしまう恐ろしい映画だった。

1950年代に起きた核戦争によって荒廃した後に復興した世界を三分する超大国オセアニア・ユーラシア・イースタジア。真理省に務める下級役人のウィンストン・スミスは過去の記事を改竄するのが仕事だが、オセアニアを支配する一党独裁の政党が押し付ける「善」に反発し、人間らしい堕落(生き方)を求める男だった。恋文を手渡してくる年若い同僚のジュリアと人目を憚って郊外の森で逢引してファックしたり、24時間つけっぱなしで大写しになった党指導者ビッグブラザーがじっと見据える双方向の監視装置「テレスクリーン」から見えない角度の部屋の隅で日々思った事を日記に綴るのだが、wikiによればこの行為はこの世界では極刑に相当する思想犯罪なのだという。自身の思考を持つ事自体を禁ずるという恐ろしさ。

オセアニアのヒエラルキーのトップは人口僅か2%に相当する党執行部(上級国民)、その下にスミスが属する人口13%に相当する党外局の中間層があり、その下には人口の85%に相当するプロレタリアと呼ばれる被支配階級があるのだが、wikiによれば『プロレフィード(Prolefeed、直訳すると「プロレの餌」)と総称される娯楽(酒、ギャンブル、スポーツ、セックス)は許可されているが教育はされず、識字率も半分以下である。多くはテレスクリーンさえ持っておらずそれゆえ監視もされていないが、党はプロレ階層単独では社会を転覆させる能力のある脅威であるとは全く見ておらず、動物を放し飼いにするように接している。』とあります‪……‬。この支配構造、東西を問わずこんな社会になりつつありますよね。人間の劣化と堕落が驚くほど急速に進行していると思うのは自分だけでしょうか。

党執行部は中間層が被支配階級と団結して革命を起こさないようにテレスクリーンによる常時監視と密告社会と同調圧力で自由な発言をさせなくして、人間同士の繋がりを断ち、「二分間憎悪」で怒りを高めて支配しやすい社会構造で雁字搦めになっている姿はまるで今の日本ではないかと恐ろしくなりました。新聞やテレビでは偏向された情報ばかりが垂れ流され、SNSで自由に発言していると思われるかもしれませんが実際にSNSでの言論統制はあります。

終盤、スミスが信頼を寄せていた古道具屋の主人の手引きでスミスとジュリアは思想警察に包囲逮捕される。そして、スミスが一縷の望みを託していたレジスタンスへの手引きをした真理省の高級官僚オブライエン(リチャード・バートンの演技が怖い)が囮でスミスをハメていた事実。その後の苛烈な肉体的・精神的拷問をする時に静かに言い放つ「2+2は5にも3にもなる」は怖い。黒を白と言う事が横行する日本のマスメディアも一体誰の意向を汲んで、そんなデタラメを言い放ち続けるのだろう。自国の史実を封印し、子供たちに自虐史観を教え続ける事は異常なのだと知らねばいけない。

スミスは「自由とは、2足す2は4だと言える自由だ。それが認められるなら、他のこともすべて認められる」という。党が言う事は全て正しいという二重思考を強制され、飲み込まされた上でありもしない行為への懺悔をし、極刑を受ける日を待ち望むバーのテーブルに「2+2=」と書くスミスのように、我々日本人一人一人の力は微力かもしれないが、この国に民主主義がまだ機能している限りは選挙でそれを覆す事が出来るのだと信じたい。皆が正しい判断で、正しい議員を選出すればこの国はまだ立ち直れると信じたい。そう思える映画だった。
原作小説は好きで何度も読んでいます。レンタルビデオ店でふと、そういえば昔映画化したんだっけ…と思い借りてきました。
荒廃した灰色の世界。ディストピア的日常。原作のイメージをよく表現していてすごいの一言です。集会で口々にゴールドスタインを罵る群衆のシーンは圧巻。
ただ、小説とはどことなく性質の違う恐ろしさを感じました。小説では無味乾燥さや、気付いたら周りを取り囲まれているような静かに忍び寄る恐怖を感じたものですが、本作では拷問シーンや修正なしの裸体を見せる表現などに生々しさがあり、静ではなく動的な恐怖がありました。どちらもおもしろいので、小説も併せて読んで楽しんでほしいと思います。
だいぶ説明を飛ばしているっぽいので、小説を読んでいない人は理解できないのでは。人に勧めにくいですね……。
FukiIkeda

FukiIkedaの感想・評価

3.7
1984年バージョンの1984。
音楽カッコイイ。
ただ小説にかなり忠実だけど、欧米ではベストセラーすぎて、オーウェリアン的があまりにも多く、読んでる前提で進んでいくので、小説読んでないと、原作の意図していることや主人公のマインドや行動、ヒロインのやくわりが端折られてて、意味不明に映るかもなーという作品です。
わからん!
今ある全てのSFや監視社会ものの元になっていると言っても過言ではないお話なので、是非、小説読んでみることをお勧めします。
日本ではこの思想をあまり広めたくないみたいで、日本語訳は新訳ですらわかりにくいけど...汗
NJ1138

NJ1138の感想・評価

3.4
嫌な世の中です。
嘘にまみれた作られた世界。
プライベートのない監視される毎日。
生きてる心地がしない。
デヴィッド・ボウイの曲でこの作品を知り、1983年に「うわっ、来年じゃん❗」と慌てて読んだな😅SFディストピア小説の原点だけど映画公開当時より今の方が1984の監視社会に近い気がするのよね😱
原作読んでイメージしてたディストピアの雰囲気が再現されててちょっとワクワクしたので、逆に文章だとテレスクリーンだとかよくわからないという人は映像で見てみるのもありかと。
名作だけあって描ききれてないとこもあるけど、香港だとか今の世の中を考えるにあたって1度は小説でも映画でもいいので手にとってみてほしい。
ふゆか

ふゆかの感想・評価

3.5
原作読まんと難しいと思う、、
もっと拷問からのラストで落として欲しかった感
ただ、最後のシーンは映画っぽくてそれはそれで良いなと思った

映画だけしか見んのはもったいないから原作読んで欲しい🥺原作ほんとにおすすめ
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