1984の作品情報・感想・評価

「1984」に投稿された感想・評価

tkhs888

tkhs888の感想・評価

2.5
原作を読んでないとなんのこっちゃわからないような気がする…。
それは映画としてはダメでしょな!
ただ一つ一つのシーンは原作に忠実に映像化しており、読んだ人はそこだけは楽しめる。
ウィンストンが世界に抱く違和感を、暗く陰鬱な色使いでとても上手く表現できていたように思う。
私が原作を読んで傷付いた「自由な恋愛の禁止、下民の操作(富くじやポルノ等の娯楽のばらまき)、ニュースピークの真意」の説明がほとんど無くて醍醐味が薄れていた。

映画はどうあれ原作は非常に深く傷付く面白いものなのでぜひ、読んでほしい。
疑問を抱くことの大切さを、また知る。
さてぃ

さてぃの感想・評価

2.9
生きていくために社会に従うか、罰せられても正しいと思う信念を選ぶのか。矯正されても感情や深層心理までは矯正できない。あり得ない話でもないところに恐怖を感じた。徹底された独裁社会からの圧力をすごく感じて苦しかった。
映画としては説明がほぼなかったので難しく感じました。
abdm

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4.0
近未来の全体主義国家が舞台のSFディストピアムービー。
皆が平等で貧富の差のない世界!と言われれば聞こえはいいが、それはいい面を切って言及しているだけであって実際は失敗した思想であることは歴史が証明している。
この映画はそんな思想が罷り通っている世界で唯一その制度に疑問を抱き続ける男が主人公の『地球最後の男』別バージョン。
原作となったSF小説の権威オーウェルの『1984』(お恥ずかしいことに未読)の元々考えられていた題名が『ヨーロッパ最後の人間』である様にやはりこの映画のテーマは人間とは?人間性とは?という問いをかける哲学的な側面の有る映画。
考えることを放棄させられる屈辱さ、そして繰り返される終わりの見えない拷問に、徐々に意識が遠のいていく。
それでも主人公は屈しない。屈せない。
思考は簡単には奪えない。

トリュフォーの『華氏451』
ルーカスの『THX-1138』
テリーギリアムの『未来世紀ブラジル』に並ぶ管理社会の闇。
肉でないものを「それは肉である」と言われればそれは肉。
2+2=5の世界。恐ろしい限り。
世界観が個人的に入り込めなかった。
加えて製作者のセンスも
私的にしんどかったな。


SFしか興味ない人に勧めたい。
yusuke

yusukeの感想・評価

2.0
いやー全くわからんやった。
ホント救いのないディストピア。
もっと早くに捕まりそうやけど何故かなかなか捕まえない。
監視しながら楽しんでたのでは?

観衆の叫ぶシーンは圧巻!
みんな狭苦しい世界で生きているのね。
それは現代とも変わらない。
重苦しい空気と強烈な拷問。
ほんとこんな時代にはならないで!
原作が面白過ぎた為に過度の期待の元に鑑賞してしまい、どうしても物足りなさを感じてしまいましたねえ。

しかしながら、原作を読んだ時の脳内のイメージと、今作で視覚化されたものの間に大きな相違はなかったように思います。
ジョン・ハートの演技も素晴らしかったんですねえ。

ただ、原作が良過ぎたんです。
waterloo

waterlooの感想・評価

4.0
ウィンストンの「大切なのは、生きることではなく人間であること」というセリフがすべてだと思う
後味悪いからあまりオススメするべきものでもないが、面白かった。
独裁、洗脳、ディストピアなSF世界観は重くもあったが、今現在の一部にも感じてしまった。
laBamba01

laBamba01の感想・評価

3.5
個人の自由や尊厳よりも国家や支配者(達)の利益が優先される荒廃した「未来」の遣る瀬無さ...映画的な展開を望むも叶わない閉塞感の重苦しさ 空恐ろしさ。

現代の日本や世界にも当てはまる全体主義の影と重なるイメージが鮮烈。

この作品の其処此処に散りばめられたディテール描写が『未来世紀ブラジル』に影響を与えている事は想像に難くない。

ディストピア映画の秀作。
ほしの

ほしのの感想・評価

5.0
とても面白い。原作を読んでたから、話を補完しながら観ていたかもしれないけど。

オープニングの、二分間憎悪、すごい。また要所要所で出てくるビッグブラザーの顔、その配置などすごい。草原と青空とか、原材料がわからない肉みたいな味がする何かが入ってるシチュー、密告する子供。退廃というより、資源や産業の衰退による弱った街、老朽化した街の雰囲気(そしてその後の青空と草原の嘘臭さ、カラッポさ)。

ネズミのシーンがとても良い。小説じゃないし、英語聞き取れないから、ニュースピークの異様さはあんまりわからず。101での会話で、思考することが感染する病気のように話してる(ように思えた)のは、原作読んでたときは気づかなかった。

モンタージュがかっこいい。

カミソリの刃が手に入らなかったり、ゴミみたいな食事を出されたりの状況で、チョコレートの配給が25%アップ(という単なる文字列、実際には減少してそう)に喜んだり、原油90%増とか、戦局大幅好転みたいニュースが飛び交う。いったい現実というか、リアリティをどこに置いているんだ?過去現在未来が常に改ざんされ続けている世界。少し、メタフィクションを楽しみながらフェイクニュースを読むことを連想した。

小説より映画の方が良かった点は、映像なので、ビッグブラザーの顔が映ってくるところ。監視社会の悪夢的イメージが映画としては痺れるほどかっこいい。とても異様。あんなとこでは生きていけないと一瞬思っても、いや順応してる可能性は大いにある、とも思ってしまえ、ヤバイな〜って思った。欲望が大切な気がする(小説読んだときもそう思った気がする)
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