【嘘八百で上書きされ続けていく未来社会】
(1984年・英・110分・銀残しによるカラー)
監督:マイケル・ラドフォード
原題:NINETEEN EIGHTY-FOUR
原作:ジョージ・オーウェル…
完成された全体主義
よもや世界中がこんな風に転がってしまうかも知れぬ。
そんな恐怖が渦巻いていた1949年のイギリスでは、資本主義の存続が危ぶまれ人々の間に暗雲が垂れ込めていた。
共産主義の行…
小説1984の壮大なpv
まず党のスローガンが登場しないのが残念だ。
「戦争は平和なり 自由は隷属なり 無知は力なり」
小説ではこの強烈なフレーズに困惑するのが良さだと思ったが映画では全カット。流…
『1984年』の映画化で1984年に作られたイギリス映画。党が絶対的な権力を持ち、モニターを通じて常に監視されており、ビッグブラザーを崇拝する管理社会が舞台となっている。どこがモデルかは明らかではな…
>>続きを読むレンタル視聴・地上波でカットされた箇所は字幕
小説原作・SF・ディストピア映画
1956年に続き2度目の映画化
1984年、オセアニアではビッグブラザーの元、ユーラシアとの戦争、反体制派ゴールドス…
前半A.タルコフスキー作品の様な無機質で平易な進行で睡魔との戦いを強いられる。
’49の小説だからソビエトが強大な仮想敵国だった時代なので、共産主義や全体主義が脅威だと捉えられていたイギリス人作家に…
昨年11月にオーディブルで本を聴いた時は、70年以上前に書かれたとは思えない内容で驚愕的(本は5星、さすが歴史に残る名作で余韻バリバリ)だったけど、この映画ではそこまで伝わって来なかった。あと10分…
>>続きを読む理想のディストピアに一番近い世界観の映画で感涙。
食事・安全・睡眠は保障されている(ように見えつつ)、タバコやチョコレート、ジャンク品や雑貨の購入などの自由も若干あり、思想・自由恋愛・結婚・性行為が…