「む、この脳ミソはお袋の味」(意味深)
brain〜brain〜齧って行け〜brain〜brain〜喉までも〜♪(THE BLUE HEADS)
(29(ニク)の日なので…なんていうか……その…捻りがないんですがね…フフ…続編を鑑賞……しちゃいましてね…フフ…脳ミソ…)
犯罪界の美食家ハンニバル・レクター博士もその味に虜になったと噂の伝説の珍味「脳ミソ」を手を加えずシンプルにがぶりといただくことにこだわったゲテモノ・グルメムービー第2弾。全く味つけ(ストーリー)に変化が無いにも関わらずちゃっかり最後まで観てしまったらもう中毒。脳ミソ食わせろ〜〜♪
軍が運搬中の例のドラム缶がとある田舎町に置き去りにされます。土砂降りの中、雨漏りが酷くてドラム缶はびしょ濡れだし、運転は荒くてやっぱりドラム缶が川に転げ落ちてしまいます。アメリカでしょっちゅう生物兵器が漏れ出してパニックに陥るのも(映画でありがち)納得のテキトー加減です笑
そのドラム缶を悪ガキどもが見つけて開けちゃうわけです。ホントに捻りがないです笑 1作目と大差ないんですよね。ただコメディに力を入れている印象でした。ゾンビモノなのに力をコメディに振り分けたせいで、自分がどのジャンルの作品を観ているのか自問自答せざるを得ませんでした。
前作はうろ覚えですが今作のゾンビはお行儀がよろしいです。スーツにドレス、生前はそれなりの身分の人達だったんでしょうね。メガネをかけるマダムゾンビもいましたし。なかなか這い出せないゾンビの頭を踏みつけて行くのは不憫でした笑
お行儀の良さはユーモアにも表れている気がしました。
墓場でゾンビに遭遇した女の子は言葉より拳が先に出ました。
女の子「ギャッ!」(ボコッ)
ゾンビ「ヘコむわぁ」
確かにヘコんでます(物理的に)
死者と生者を繋ぐ感動的なシーンもありました。主人公らが立て籠もっていた家にゾンビ襲来。今にも食われそうな時…ゾンビ達はテレビに釘付けになりました。
テレビ「ワン・ツー、ワン・ツー」
ゾンビ達「」(おぉ…なんと…けしからんケツなんだ…!)
ボインなお姉さんのエクササイズは天国でも人気らしいです。なんだか急にぼくも天国に行きたくなりました(^q^)
主人公一行らが車で脱出。しかし車の上には…
ジイさん「ウゲェ…」ゲロ
ゾンビハンド「!」
ジイさん「ギャッーー!」
腕が飛び出てきたので、条件反射で窓を閉めるとゾンビの手首が千切れて車内へ落ちます。するとリアクション大会の開幕です。志村けんに比肩するほどのわけのわからんヒステリー連発。股間を握られたジイさんの優勝。ゾンビハンドは車外に放り出され道路に横たわると中指を立てます。ファンキー。
ゾンビをショットガンで撃つと上半身下半身が分離します。このゾンビの恐ろしいところは下半身だけでも動けるところ。脊髄やら大腸やら内蔵(臓)物を視聴者に嫌という程見せつけて好き勝手歩き回ります。セルかよ…
電話のシーンも面白いです。ゾンビが知恵を絞り人間を病院におびき出そうとします。
ゾンビ「病院にいらっしゃ〜い」
子供「今のアメリカ大統領は?」
ゾンビ「…ト、トルーマン」
子供「」ガチャリ
ゾンビから電話が来たらこれで見分けがつきますね。ゾンビも流行に疎いとバレてしまう…勉強...ψ(。。)メモメモ...脳ミソ食いたい…
凄まじい愛情表現もあります。彼氏がゾンビになり「脳ミソ〜♪」と例の決まり文句を連発すると彼女は何やら決心をしたようです。
彼氏「愛してるから君の脳ミソを食べさせてくれよォォ〜〜」
彼女「はい」
彼氏「いただきます」(ガブリ)
えっ∑(゚Д゚)
すんなり頭を差し出します…理解出来ませんでした。これが愛か…(白目)
全体的に焼き直し感やテキトー感があるので微妙な印象でした。バタリアン名物タールマンがちょっとしか出ないのが残念…どなたかタールマンに脳ミソを食わしてやって下さい。え、ぼくは嫌ですよ( ´艸`)