理か

ミツバチのささやきの理かのネタバレレビュー・内容・結末

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

平和なようで

スペイン内戦がようやく終結した翌年1940年

スペイン北部に巡回映画が来た。
タイトルは『フランケンシュタイン』
イサベル、アナ姉妹は、
喜び勇んで椅子を持って駆けつける。
作中で、
アナと同年齢の女の子がフランケンと
楽しく仲良く遊ぶシーンが映し出されていた。

アナの父は養蜂業を営む。
アナの家の窓ガラスも巣の模様の六角形。
アナは蜜?を運ぶミツバチ🐝、

荒地の真ん中にポツンと経つ農業用の小屋。
数日前、列車から飛び降りた男が傷を癒やすべく身体を横たえていた。
どこかから逃げて来たようだ。

野原を走り回っていたアナ
小屋に辿り着き男を見つける。
誰?私のフランケン❓
鞄からりんご🍎を取り出し
男に渡す。

次の日、家からパパの上着を持ち出してきて
男に着せてあげる。

数日後、小屋に立ち寄ると
誰も居なくて、
床に血痕が落ちているのを見つける。
アナは想像する、
かくまっていたフランケンおじさん、
パパに殺されたんだ。

母は、届いた封書の中を読み直ぐ燃やす。
かっての恋人からだったのか。
恋人は、一目会いたいと書いて来て
実際、会いに来るところだったのでは⁉️

夢の中だけで会えるフランケンおじさん。
思いっきりおしゃべりしたり遊んだり‥‥。

男は、あっけなく殺されてしまった。
かっての恋人に会いたいと、必死の思いで
やっと辿り着いたのに。反体制派に見つかったために。
パパは思う。自分の上着を届けたのは、
妻ではなく娘のアナだったと。

と勝手に書いてからwiki見たら、当時恐怖的な独裁政治で、反対意見など恐ろしくて言えない時代。
反フランコ政権派の監督は、
冷え切った夫婦仲を、内戦による分裂。
荒涼とした荒野を孤立したスペイン政権。
ミツバチを統率は取れているが想像力のない魅力にかけると揶揄している、‥‥難しい。
理か

理か